円、150円に迫る 32年ぶり安値更新
19日のニューヨーク外国為替市場で円安ドル高が進み、一時1ドル=149円91銭を付けた。バブル景気終盤の1990年8月以来32年ぶりの安値を更新し、節目の150円に迫った。米長期金利の上昇で、資産運用に不利な円を売ってドルを買う動きが優勢となった。政府と日銀が再び円買いの為替介入に動くとの警戒感も高まっている。
9日は政府と日銀の介入姿勢を試すかのように、円売りドル買いがじりじりと進んだ。午後5時現在は前日比68銭円安ドル高の1ドル=149円86~96銭を付けた。