【円安加速】1ドル=147円迫る「政府も介入動くか」
2日、東京外国為替市場の円相場は、およそ24年ぶりに1ドル=146円台となり、先月、政府・日銀が市場介入を行った際の円安水準を超えました。
さらに、夜になると、1ドル=147円目前まで円安が加速。一日で1円50銭近く円安が進んだことになります。 今後の為替介入の可能性について、日銀の審議委員を務めた木内登英氏は、次のように述べました。
野村総合研究所 エグゼクティブ・エコノミスト 木内氏:「例えば、一日1円以上動くような場合、介入できると思う。147円、148円いった場合には、どこかでは日本政府も介入に動いてくるのではないか」
円安ドル高はさらに進むのか。市場では、日本時間の13日夜に発表される、アメリカの消費者物価指数が注目されています。
木内氏:「(米の消費者物価指数は)今までの例だと、予想を上回って利上げ期待が強まるということが出やすくなっている。いずれにしても、FRBの金融引き締めの姿勢がすぐに変わる数字が出てくる可能性は低いので。そこが変わらないと、なかなか円安の流れは変わらない」