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Z世代に「知らんけど」が流行中 関東の若者「エセ関西弁のつもりはない」

「わろた」、「それな」、「○○しか勝たん」、「しんどw」、「~してもろて」、「ゆうて(~いうて)」……など、若者たちの間で使われる流行語には、関西弁から派生したと思われるものが少なくない。そうした中でここ数年、Z世代の若者たちの間で頻繁に使われるようになった言葉が、「知らんけど」だ。

 関西弁の「知らんけど」という言葉は、「知らない」という事実を伝えるというより、みずからの発言に確証や責任を持てないことを言い添えるために使われる。「明日、雨らしいで、知らんけど」「買っといた方がええのんちゃう? 知らんけど」といった具合だ。

 そんな「知らんけど」が、関西圏以外の若者の間でも流行しているという。株式会社アイ・エヌ・ジーによる「高校生最新トレンド2022年夏!渋谷トレンドリサーチ」の調査結果によれば、「知らんけど」は高校生のトレンドワード第3位にランクインしており、「責任回避的な意味で使えることから重宝されています」と解説されている(ちなみに1位は「しんどw」で、こちらも関西弁からの派生。「面白過ぎる」という意味で使用されている)。

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言われてみれば、どれも関西弁

 コテコテの関西弁のイメージが強いこの言葉。一般的に関西人以外が関西弁を用いると「エセ関西弁!」と非難されることも多いが、関東の若者はどのようなニュアンスで「知らんけど」を活用しているのか。

 関東在住の女性・Aさん(20代・会社員)は、オタク仲間とのSNSでのやりとりに「知らんけど」をよく使っているという。

「『知らんけど』、よく使いますね。そういえば、LINEを見返してみると、オタク友達とのLINEでは『今日も推しが可愛すぎて保護したい、しんどw』『チケ運悪すぎて一生わろてるw』『ワンチャン、追加当選あるでしょ。知らんけどw』とか使っています。言われてみれば、どれも関西弁ですね。でも、私はエセ関西弁を話しているつもりはなくて、ネットスラングを使っている感覚に近いです。

『知らんけど』は『適当なこと言っていますよ』というニュアンスで使っていて、昔であれば文末に『(適当)』とか打っていた感覚に近いです。さすがにラフすぎるので、職場や知人と会話をするときには使いませんが(笑)」(Aさん)

和やかな雰囲気になって便利

 関東の大学に通う女性・Bさん(10代)は東京出身。SNSだけでなく、友人との会話でも口癖のように「知らんけど」を使っているという。

「関西弁とは知らないで流行っているので、すごく使っています! 多分、1日、30回くらい発していると思います。そもそも、これって関西弁なんですか? 周りの友達も会話のなかで『しんど』『知らんけど』という言葉を使いるので、関西弁というよりも若者言葉やネットスラングと認識していました。

『知らんけど』の魅力は、どんなシチュエーションでも使えるし、和やかな雰囲気になって便利なところです。たとえば、なにかを断言したときに、相手から反論されることってあるじゃないですか? そうすると面倒くさいし、お互い微妙な空気になったりしますよね。でも語尾に『知らんけど』をつけると、面白いノリになって、お互いの意見が一致しないときにも丸く収まる感じがするんです」(Bさん)

 関東出身の若者たちの間では、「知らんけど」は便利なネットスラングや若者言葉として使用されているようだ。関西人からすると「関東人がエセ関西弁を話している」という印象を持つかもしれないが、当人たちにとっては、「なんでやねん!」「もうええわ!」などの“ザ・ 関西弁”とは異なるニュアンスの言葉として受容されているようだ。

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Posted by 速報部長