シバターが2022年の収益を発表 「前年に比べ激減でした」
1月7日、「シバター」(登録者数122万人)が「2022年の収益、前年に比べ激減でした(ヒカル・ラファエルも)」と題する動画を公開。自身のYouTubeの収入事情について明かしました。
2022年のYouTube収益は4割減
シバターは、2022年のYouTubeの広告収益が14万4000ドルだったと発表しました。ドル表記になっているのは、YouTubeの管理画面の設定をドル立ての設定にしているためだそう。シバター本人は、日本円だと「1500~1600万円ぐらいなのかな?」としていましたが、1ドル132円で換算すると1900万円となります。動画の総再生回数は4911万回。ちなみに2022年は大幅な円安でしたが、シバターによると、広告主も日本の会社のため円安の影響はないと考えられるとのこと。
2021年の広告収益は、25万5600ドル。日本円にすると2939万円(2021年末の1ドル115円で計算)となります。総再生回数は8186万回で、収益・再生数ともに昨年比で約4割の減少だったとシバターは振り返りました。
シバターの発言をもとに1再生あたりの広告収益を計算すると、2022年が0.0029ドルで、1ドル=132円だと0.387円。2021年は0.0031ドル、1ドル=115円で0.359円となります。約8%上昇していることになります。
シバターはYouTube以外に全国のパチンコ店での営業も収益の柱としており、2022年は110回、2021年は120回と微減だったとのこと。営業回数は毎年増減があるそうですが、収入は前年とほぼ変わっていないそうです。これに加えて、大晦日に出場した格闘技大会「RIZIN」のギャラが「2兆円ぐらい」なくなったとシバターは語っています。
ラファエルは「基本バカ」
先日「ラファエル」(同180万人)が広告収入の激減を告白して話題となりましたが、シバターは、最近YouTuberの収益が低下しているのは「YouTuberが増えすぎた」からだと語ります。
自身やラファエルや「ヒカル」(同485万人)に対しては、視聴者から「コンテンツの質が低下している」との指摘が寄せられるそうですが、シバターは、「そこまで大きく質が落ちたり、逆に上がったりもしてない」と説明。視聴者の“飽き”もあるとした上で、「(視聴者がYouTubeを見る時間が)決まってる中での取り合いになってる中で、ライバルが増えたから純粋に数字が落ちてるのかなって思いますね」と考察しました。
以前からシバターは、ヒカルとラファエルが芸能人のYouTube参入を手助けしたことが、競争激化を早めたと主張しています。昨年7月、3人がコラボした際にラファエルは、芸能人を手助けしたのは「YouTuberの地位を上げたかった」からだと説明していました。シバターによると、ラファエルは当初はそんなことは言っておらず、芸能人が増えればYouTubeの視聴者が増え、結果的に自分たちの再生数も増えると主張していたと訴えます。
「我々YouTuberとしては明らかにマイナスなことをしてしまった」と語るシバターは、「ラファエルとかバカなんだよね」と批判。ラファエルが今さらパチンコの企業案件に参入しようとしているのも、再生数は取れないし、人も集められないと一蹴しました。
(ラファエルは)基本バカなんですよ。バカなんだけど、多少賢いふりするのがうまいんだよなぁっていう感じで。
実は本当はそんなに頭が良くないけれども、YouTubeをすごいいい時期に始めて、で、数字が取れていた奴らが、今落ちてる、という感じなんですよね。で、化けの皮が剥がれてきたなと。
2023年は収益がさらに30~40%低下すると予想するシバター。動画広告ではなく、スーパーチャット(投げ銭)で稼ぐ生配信が強い時代に戻りつつあると語ります。「YouTuberで食うのはなかなか難しい時代になってきた」としつつ、自身は月収18万円を割るまでは活動し続けると宣言して締めました。